日本一のカルスト台地で育ちました

秋芳梨ができるまで


「安心安全で美味しい梨作り」を当組合は基本方針にしています。
そのため,当組合の指導方針にしたがい各生産者が日々努力しております。
秋芳梨(二十世紀梨)の栽培は高い栽培技術とたくさんの手間を必要としています。
以下に秋芳梨が実るまでの作業を紹介します。


■土壌改良作業(10月下旬〜11月下旬)

大きくて美味しい梨を作るためには,木の周りを深く掘
って有機物を入れ,通気性と地力を高めることが必要
です。

■剪定作業(12月〜3月)

美味しい梨を毎年安定して作るために,休眠期に枝を切って,枝の日当たりを良くしたり木の生長を調節します。

■人工交配作業(4月中旬〜下旬)

梨は自家受精しないため,別の品種の梨の花粉を付けます。まず別の品種の花粉を採取し,この花粉を小筆などでていねいに花に付けます。

■摘果作業(5月)

一つの花房に何個も果実をならせると,栄養分が分散して小さく味の良くない梨になるので,形の良いものを一つだけ残します。

小袋かけ作業(5月)

梨に病気や害虫が付くのを防ぐためまた梨がきれいな肌になるよう,摘果した後,なるべく早く小袋をかけます。

■大袋かけ作業(6月)

小袋と同じ目的で,小袋がかかった果実に大袋をかけます。小袋は梨が大きくなると自然に破れます。梨は大袋の中で収穫まで大事に育てられます。

■収穫作業(8月下旬〜9月下旬)
美味しい梨を食べていただくために,梨は一つ一つ袋を少し破り熟度を確認し収穫します。